10/31と11/1のの2日間だけの特別公演です。
まさか観劇できるとは思ってなかったので、月末月初に急遽お休みを取って行ってきました。
十三代目市川團十郎白猿襲名披露記念 歌舞伎座特別公演
客席には着物姿の方も多く見えました。
当然ながら、満員御礼です。
神歌
能楽で「神事」と位置づけられている『翁』を素謡形式で上演するのが『神歌』だそうです。
二十六世観世宗家 観世清和さん、観世銕之丞さんが御出演。
お能は数回見たことがありますが、『翁』は見たことがないので、一度見てみたいと思いました。
顔寄せ手打ち式
舞台の端から端まで、紋付き袴姿の役者さんがずらりと並んで座ってらして、圧巻でした。
生で手打ち式が見られるなんて、感激です。どこを見ればよいのか迷いました。
白鸚さん、團十郎さん、新之助さんがご挨拶されるときに、大向こうがかかり、華やかな雰囲気になりました。
この日から大向こうが解禁されましたが、感染症対策されたエリアで許可された人のみとのことでした。
最後は菊五郎さんのご発声で、客席も一緒に一本締めをしました。
襲名記念特別映像
花の海老様と言われた11代目さんや先代の團十郎さんの映像も流れました。
私はあまり成田屋さんの舞台は拝見していないのですが、懐かしくご覧になった方もいるのでしょうね。
歌舞伎十八番の内 勧進帳
武蔵坊弁慶に海老蔵改め團十郎さん、富樫左衛門に仁左衛門さん、源義経に玉三郎さん、四天王は鴈治郎さん、芝翫さん、愛之助さん、市蔵さん、太刀持に丑之助君、後見が齊入さんで、「これがよくないわけがない!」という配役でした。
こんな豪華な配役はなかなか見れません。
仁左衛門さんの富樫がほれぼれするほど素敵でした。
孝太郎さんのブログに「最後の」とあったので、演じ納めなのでしょうか。
この舞台を見に行けてよかったと、つくづく思いました。
終演後、外はすっかり暗くなっていました。
記念品は花瓶でした。
↓前回の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓