【2020年1月】松竹座「壽 初春大歌舞伎」を観劇【着物で大阪】

大阪松竹座へ歌舞伎観劇に行きました。
昼の部はかぶりつきの席が取れたので、着物を着ていきました。

名古屋から近鉄のアーバンライナーに乗って出掛けます。
いつもは終点のなんばで降りますが、今回はホテルが日本橋なので、上本町で普通に乗り換えです。
ホテルにチェックインしてから、道頓堀を歩きます。

道頓堀のお店はどこも立体的で派手な看板が出ていて面白いですね。

↓こんなお店がありましたが、役者さんとは関係ないのかな?

松竹座「壽初春大歌舞伎」夜の部

義経千本桜

愛之助さんの佐藤忠信実は源九郎狐、壱太郎さんの静御前、秀太郎さんの源義経です。
このお芝居は何度か見ていますが、源九郎狐が泣きながら帰ろうとする場面でいつも泣いてしまいます。
最後は宙乗りはせずに、狐忠信が桜の木に登ったところで幕が閉じます。

夕霧名残の正月

鴈治郎さんの藤屋伊左衛門、扇雀さんの夕霧です。
「廓文章」のイメージが強いので、夕霧が亡くなっていることに驚きました。
宵闇に浮かび上がる桜の前で伊左衛門と夕霧が踊る姿が綺麗でした。

 

[スポンサードリンク]

大當り伏見の富くじ

幸四郎さんの紙屑屋幸次郎、鴈治郎さんの鳰照太夫、愛之助さんの信濃屋傳七、壱太郎さんのお絹、猿弥さんの黒住平馬、彌十郎さんの雪舟斎です。
あまり歌舞伎っぽくない舞台で、照明や効果音が今風です。
幸四郎さんがアホだけど人の好い元ボンボンを好演していました。鴈治郎さんの鳰照太夫は笑いもとるけど、ちゃんとヒロインしてました。壱太郎さんと犬の千壽さんもとい小春ちゃんが可愛かったです。
最後にマツケンサンバみたいなグランドフィナーレがあります。
終始かっこよかった愛之助さんと終始笑いを取っていた猿弥さんが仲良くラインダンスをしてました。
楽しかったです。

古典歌舞伎、舞踊、新作歌舞伎と、それぞれ楽しめました。
ホテルで一泊して、翌日に昼の部を観劇しました。

松竹座「壽初春大歌舞伎」昼の部

この日はかぶりつきの席で、舞台が近くでドキドキしました。

九十九折

幸四郎さんの清七、壱太郎さんの雛勇、愛之助さんの力蔵です。
忠義者の手代と芸者と間夫の物語で、最初から最後まで暗い気持ちになるお話でした。
雛勇はもう少しうまく立ち回れば、清七と逃げられたのではないかと思うのだけど、どうかしら?

大津絵道場寺

愛之助さんの藤娘、鷹匠、座頭、船頭、鬼の五役に、猿弥さんの弁慶、幸四郎さんの矢の根の五郎です。
愛之助さんは「九十九折」のガラの悪い力蔵とは打ってかわって、可憐な藤娘になってました。5役を早替わりで踊りわけます。衣装も綺麗で眼福でした。

酒屋

鴈治郎さんの半七と宗岸の二役、扇雀さんの三勝とお園の二役です。当初は藤十郎さんが三勝でしたが、体調不良のため代役となったそうです。
心中もので悲劇なのですが、現代では共感されないと思います。
男性は「お園みたいなできた妻がほしい!」と思うかもしれませんが、現代女性は半七みたいな男はさっさと見限るでしょう。

 

[スポンサードリンク]

この日の着物

ピンクとオレンジの塩沢紬、ピンク色に花柄の染の名古屋帯、臙脂に桜模様の長襦袢に白梅と紅梅の刺繍の半衿、薄緑色の帯揚げ、鶯色の三部紐、狐の帯留めと根付です。
上に紫の羽織を着ました。足袋は足袋ックスです。

翌日は、帯回りだけ変えました。
茶色の西陣織の名古屋帯、黒と黄な粉色の帯揚げ、黒に白い玉のついた帯締め、狐の根付です。

↓以前の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]

【2019年1月】松竹座「壽初春大歌舞伎」と難波で神社仏閣巡り(御朱印紹介)【大阪ひとり歩き】

大阪松竹座に歌舞伎を見に行きました。
その前に、神社仏閣巡りです。
近鉄のアーバンライナーで名古屋駅を出発し、終点なんばの手前の上本町駅で下車します。

生國魂神社

4年ぶりに参拝しました。
何か行事があったのか、お着物の方が多かったです。

生國魂神社

↓通常の御朱印と1月限定の干支の御朱印です。両方いただく場合は、前のページが空いていても見開きになります。
生國魂神社の御朱印

この辺りはお寺が多くありましたが、扉を閉めているところが多かったです。

大乗坊

電気街の通りから少し奥に入ったところにあります。
こじんまりとしたお寺で、御本尊は毘沙門天です。

大乗坊

↓御朱印です。お寺の御朱印と大阪七福神の御朱印をいただきました。
大乗坊の御朱印

法案寺

こちらもこじんまりとしたお寺でした。
開基は聖徳太子、御本尊は薬師如来です。
境内に猫がいましたが、写真を撮る前に遠くに行ってしまいました。

法案寺

↓御朱印です。お寺の御朱印と大阪七福神の御朱印をいただきました。
法案寺の御朱印

 

[スポンサードリンク]

法善寺

4年ぶりに参拝しました。
水掛不動様にお参りする列ができてました。

法善寺

↓御朱印です。
法善寺の御朱印

手書きではなく印なのですが、以前いただいた時と文字が変わってました。
歩いて松竹座に向かいます。

壽初春大歌舞伎 夜の部

久しぶりの大阪松竹座です。

大阪松竹座

通し狂言 金門五三桐

愛之助さんが石川五右衛門役で、南禅寺の「絶景かな、絶景かな」の有名な場面や葛抜けの宙乗りがあります。
三代目猿之助四十八撰で、歌舞伎によくある「実ハ○○」が多くて人間関係が複雑ですが、これぞエンターテイメントという感じで楽しめました。
笑也さん演じる若様が二枚目でかっこよかったです。
愛之助さんは二役で、出ずっぱりの大活躍でした。
立ち回りで長い距離をトンボで跳んでいるのは、愛之助さんのお弟子さんの愛治郎さんです。

この日は難波のホテルに泊まりました。
翌朝、雨がしとしと降っていました。折りたたみ傘を持っていてよかったです。

 

[スポンサードリンク]

壽初春大歌舞伎 昼の部

この日はかぶりつきの席でした。
あまりに近いので、役者さんと目があったような気になります。

大阪松竹座

土屋主税

扇雀さんの土屋主税、愛之助さんの大高源吾です。
「松浦の太鼓」の上方版でしょうか?
最近は赤穂浪士を知らない若者(私の職場にもいます)が増えているようですが、やはり忠臣蔵の物語はよいですね。(討ち入りの場面がある演目は、12月に上演するのがベストだと思います。)
帰宅後、カバンの中を見ると、舞台に降っていた雪が入ってました。

寿栄藤末廣

藤十郎さんの米寿記念です。成駒屋一家総出の踊りでした。
お正月にふさわしく、おめでたい一幕でした。

河庄

鴈治郎さんの紙屋治兵衛、壱太郎さんの紀の国屋小春です。
妻子ある男性が分別をなくして遊女に入れあげ…という、いかにも上方歌舞伎です。
現代の感覚で見るからか、なんで治兵衛がモテるのかわけがわかりません…
重苦しいお芝居ですが、愛之助さん&亀鶴さんのゲジゲジコンビが登場すると楽しいです。
彌十郎さんが素敵でした。

壱太郎さんと虎之助さんは昼夜全演目にご出演でした。

↓先月の歌舞伎の記事はこちらです。↓

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]

【2019年1月】大阪上本町・梅田で神社仏閣巡り(御朱印紹介)【京都・大阪ひとり歩き③】

朝、所用をすませてから、なんば駅のコインロッカーに荷物を預けました。
地下鉄千日前線に乗って、谷町九丁目駅で下車します。
この辺りにはお寺がたくさんありましたが、観光寺院ではなさそうで、札所の看板が出ているところも少なかったです。

高津宮(こうづぐう)

古典落語「高津の富」の舞台になった神社で、主祭神は仁徳天皇です。
境内は広く、静かでした。
石柱に大阪松竹座と片岡仁左衛門様のお名前が入っているのを発見しました…!

高津宮

↓御朱印です。
高津宮の御朱印

報恩院

高津宮のお向かいのこじんまりとしたお寺で、御本尊は不動明王です。
檀家の方々が境内の清掃をしていらっしゃいました。
山門を入って正面に水掛け不動様がいらっしゃいました。その裏側には、大平洋戦争の大阪大空襲で焼かれてしまった痛々しいお姿のお不動様がいらっしゃいます。

報恩院

↓御朱印です。お不動様と如来様の御朱印をいただけます。
報恩院の御朱印

長久寺

日蓮宗のお寺で、ビルの中にありました。
本堂、大門等は奈良の薬師寺に写されています。
七福神巡りの方が次々と訪れていましたが、それがなければ、お寺と気付かずに通り過ぎていたかもしれません。

長久寺

↓御朱印です。
長久寺の御朱印

 

[スポンサードリンク]

東高津宮

御祭神は仁徳天皇、磐之姫命です。
元は近鉄上本町駅あたりに鎮座していたのを、駅拡張のためご遷座したそうです。

東高津宮

↓御朱印です。書き置きをいただきました。
東高津宮の御朱印

地下鉄谷町線で南森町駅に移動します。

大阪天満宮

奈良時代、孝徳天皇が大将軍社という神社をこの地に建てたのが始まりで、菅原道真が太宰府へ向かう途中に大将軍社で旅の無事を祈願したそうです。
道真公の没後、大将軍社の前に一夜にして七本の松が生え、それを聞いた村上天皇の勅命によって、道真公を祀る社を建てたということです。
境内は参拝客で賑わってました。

大阪天満宮

↓御朱印です。
大阪天満宮の御朱印

地下鉄谷町線で東梅田駅に向かいます。

露天神社(お初天神)

「曽根崎心中」の舞台として有名な神社で、御祭神は祭神は少彦名大神、大己貴大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真公です。
天神さまというより、縁結びのパワースポットという感じでした。参拝客は多かったです。

露天神社(お初天神)

↓御朱印です。お初徳兵衛の印が押されています。
露天神社(お初天神)の御朱印

 

[スポンサードリンク]

太融寺

嵯峨天皇の勅願により弘法大師が創建したお寺で、御本尊は千手観世音菩薩です。
嵯峨天皇の皇子の河原左大臣源融公が七堂伽藍を建立したそうです。

太融寺

↓御朱印です。
太融寺の御朱印

いくつかの札所になっていますが、1回の参拝で御朱印は1種類のみ受け付けとのことでした。

綱敷天神社

繁華街にひっそりと鎮座している神社で、御祭神は嵯峨天皇、菅原道真公です。
嵯峨天皇が行幸した時、この地に仮の御殿を構えて泊まられたそうです。天皇崩御後、皇子の源融公が嵯峨天皇を祀る社殿を創建したそうです。
12月中旬~1月中旬は御朱印の受付は休止しているとのことでした。

綱敷天神社

歩き疲れたので、地下鉄御堂筋線でなんば駅に戻ります。
少し早いですが、アーバンライナーで名古屋に帰りました。
大阪の地下鉄には「エンジョイエコカード」という1日乗車券があり、800円とのことなので、これを買っても良かったかも。

↓以前、大阪で神社仏閣巡りをした時の記事はこちらです。↓

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]