【2018年10月】出石 永楽館歌舞伎~着物でお出かけ~【兵庫県豊岡市①】

出石の永楽館で開催される「第十一回 永楽館歌舞伎」を見に行きました。
毎年、Iさんと一緒です。
新大阪から出発して、西紀のサービスエリアでお昼休憩を取りました。

↓あんかけ揚げ麺を食べました。
あんかけ揚げ麺

野菜たっぷりで美味しかったです。
大阪を出発したときは晴れていたのですが、だんだんと雲行きが怪しくなり、いきなりざーっと雨が降りだしました。
「弁当忘れても傘忘れるな」とはよく言ったものです。

出石街歩き

天気が悪いので、外歩きはせずに、お店を見てました。
去年と同じ喫茶店に入って、アイスコーヒーを飲みました。

↓辰鼓楼です。
辰鼓楼

↓「湖月堂」さんで和菓子を買いました。
「湖月堂」の和菓子

「湖月堂」さんは永楽館の裏側?の通りにある和菓子屋さんです。お蕎麦も売ってます。
1つから買えますし、好きなお菓子を箱に詰めてもらえます。
私は権兵衛餅、沢庵饅頭、仙石焼をお土産用に箱に詰めてもらって、入佐山と湖の月をおやつ用に買いました。

 

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第十一回 永楽館歌舞伎

今回の席は花道の真横でした。(升席に座布団です。)
花道が近すぎて、役者さんのお顔が真上にあるような感じでした。
ずっと見上げていたので、首が痛い… でも、流れる汗まで見えるよい席でした。

↓晴れているのは翌日撮ったからです。
永楽館

御所桜堀川夜討 弁慶上使

片岡愛之助さんの弁慶、中村壱太郎さんのおわさ、上村吉太朗君が卿の君としのぶの2役、大谷桂三さんの侍従太郎、上村吉弥さんの花の井という配役でした。弁慶の拵えが、歌舞伎でよく見るイメージと違っています。
おわさとしのぶのやり取りに泣かされ、弁慶が泣くところでもらい泣きしました。

口上

愛之助さんは客席にいらした中貝市長(豊岡市の市長さんです)に来年の永楽館歌舞伎開催のお墨付きをもらっていました。
桂三さんは実はウイッグをつけているというお話、吉弥さんは一門の吉太朗君(我當さんの部屋子さんです)の紹介、壱太郎さんは豊岡の特産品の紹介とバラエティに富んだ口上でした。

神の鳥

これまで永楽館でかかったお芝居の中で、インターネットの人気投票で1位に選ばれた演目です。
私は弁天小僧に1票を入れました。(まさか南座の顔見世でかかるとは思いませんでした。)
ほぼ舞踊なのですが、物語が単純明快でわかりやすいです。
愛之助さんと壱太郎さんの狂言師夫婦と吉弥さんの傾城が美しくて眼福です。
最後は愛之助さんが早替わりで、荒事の恰好をした山中鹿之介幸盛として出てきて盛り上がりました。

見ている方は楽しいですが、早替わりはとても大変のようで、初演の時の詳しい様子が本に書かれています。

↓帰りに「コウノトリ育むお米」を買いました。愛之助さんのシールをいただきました。
「コウノトリ育むお米」

この日の着物

黒地のちりめんに銀杏柄の小紋、銀杏柄の袋帯、爽竹の長襦袢に黒猫の半衿、藤色に花模様の帯揚げ、白とブルーグレーの帯締めです。
暑いだろうと思って、あしべの汗取り襦袢を着ていきました。着物の上には薄手のショールを羽織ります。
念のために持っていった雨ゴートが役に立ちました。

着物

↓長時間座りっぱなしで着崩れてます。(行儀が悪いので…)

着物

この日はテレビカメラの撮影が入っていましたが、行儀悪く座っているところが映っていたら困るなぁ…

↓前回の永楽館歌舞伎の記事はこちらです。↓

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【2017年11月】西村屋ホテル招月庭と温泉寺(御朱印紹介)【兵庫県豊岡市②】

観劇後、城崎温泉まで移動して、西村屋ホテル招月庭に泊まりました。
温泉があって、お料理も美味しくて、とても素敵なお宿です。
ほのかにお香?の匂いが漂っていて、ほっと落ち着きます。

↓お部屋です。お友達と3人で泊まりました。
西村屋ホテル招月庭のお部屋

西村屋ホテル招月庭の夕食

カニも美味しかったですが、但馬牛がすごく美味しかったです。
西村屋オリジナルの日本酒も美味しかった~。
たくさん食べてお腹いっぱいになりました。大満足です。
西村屋ホテル招月庭の夕食

お風呂には夜と朝の2回入りました。
露天風呂、ミストサウナ、ジャグジーがあって、のんびりできます。
基礎化粧品もそろっています。
お風呂上りに飲むオレンジジュースが美味しいのです。

西村屋ホテル招月庭の朝食

朝食はバイキングです。
パンなど洋食メニューもたくさんありますが、やはり旅館では和食が食べたくなります。
西村屋ホテル招月庭の朝食

朝起きたら雨が降っていて少々憂鬱な気分になりましたが、チェックアウトを済ませて外に出る頃には晴れていました。
着物はスーツケースに入れて宅急便で家に送り、この日は洋服で観光しました。

 

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城崎温泉ロープウェイ

ロープウェイ乗り場まで階段を上らないといけません。
ロープウェイの乗車券、温泉寺の拝観券、城崎美術館の入館券がセットになっている切符を購入しました。
観光によい季節だったからか、ゴンドラは満員でした。
大師山頂駅で降ります。

↓かに塚がありました。
かに塚

温泉寺 奥の院(大師堂)

大師堂の名前の通り、弘法様が祀られていました。
温泉寺 奥の院(大師堂)

↓御朱印です。お賽銭箱にお代を入れて、書置をいただきました。
温泉寺 奥の院(大師堂)の御朱印

↓かわらけ投げの的です。
かわらけ投げの的

↓展望台からの眺めです。
展望台からの眺め

再びゴンドラに乗って、温泉寺駅で下車します。

城崎美術館

温泉寺所蔵の古文化財が展示されています。
道智上人ご巡錫1300年記念の特別展覧中で、弘法大師御筆の「尊勝曼荼羅」と後鳥羽法皇御宸筆の「愛染明王」を見ることができました。
城崎美術館

 

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温泉寺 本坊・本堂

お寺の方が案内してくださいました。
千手観音様を拝観し、ゆっくりお参りすることができました。
御本尊の十一面観音様は秘仏ですが、33年ごとにご開帳されます。
来年から3年間ご開帳されるとのことなので、また訪れたいです。
温泉寺 本坊・本堂

こちらにも書置きの御朱印がありましたが、薬師堂に伺えば手持ちの御朱印帳に書いていただけるとのことでした。

ロープウェイで城崎温泉駅に戻ります。

温泉寺 薬師堂

立派な山門には仁王像が安置されています。
温泉寺 薬師堂

住職さんがとても親切な方でした。
温泉の近くには温泉寺という名前のお寺が多いけれど、勅願寺はここだけだというようなお話を伺いました。

↓御朱印です。
温泉寺の御朱印

城崎温泉には他にも神社仏閣があるのでお参りに行きたかったのですが、帰りの時間がせまっていてタイムアウト。
また来年の永楽館歌舞伎に合わせて訪れたいと思います。

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【2017年11月】永楽館歌舞伎と出石街歩き~着物でお出かけ~【兵庫県豊岡市①】

モロッコ旅行記の途中ですが、こちらを先に書きます。

毎年11月初めに兵庫県豊岡市で開催される「永楽館歌舞伎」を見てきました。
新大阪から高速道路に乗って、出石へ向かいます。
途中、西紀のサービスエリアでお昼休憩取りました。ここのパン屋さんの黒豆パンが美味しいです。(1個買って、幕間に食べました。)

↓但馬牛カレーを食べました。
但馬牛カレー

出石街歩き

出石に到着してから、街をふらふら歩きます。
駐車場には観光バスが何台も止まっていてにぎわっていました。
出石

天気が良く、葉っぱも色づきつつありました。

諸杉神社

御祭神は多遲摩母呂須玖神です。
神さびた雰囲気でした。
観光客が数人歩いていましたが、社務所は無人でした。
諸杉神社

辰鼓楼

明治時代初期の時計台です。
池には錦鯉が泳いでいました。
辰鼓楼

辰鼓楼の通り沿いにある喫茶店でぜんざいとコーヒーをいただきました。
雰囲気のある素敵な喫茶店で、お練りの写真や愛之助さんの押隈が飾ってありました。
ぜんざい

お土産物屋さんに「コウノトリ育むお米」コーナーがありました。
手のひらサイズのカラフルなパッケージが可愛いです。
コウノトリ育むお米

 

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第十回 永楽館歌舞伎

永楽館は約350席しかないこじんまりとした芝居小屋です。
館内はほぼ枡席(座布団席)で椅子席が少しあります。脚の悪い方や、座布団に座るのが苦手な方は椅子席を頼むのが良いかと思います。
永楽館

舞台から近い花道横のよいお席でした。
永楽館

席につくと、ビニール袋、レインコート、雑巾のセットが置いてありました。むむむ…?
ビニール袋、レインコート、雑巾のセット

仙石騒動

ご当地出石のお家騒動を題材にした復活狂言です。
片岡愛之助さんが善悪2役早替わり、中村壱太郎さんが傾城とお殿様を2役早替わり、中村鴈治郎さんが捌き役、中村寿治郎さんと中村種之助さんが善の側のお侍でした。
神谷転(善役)の愛之助さんと仙石左京(悪役)の愛之助さんが1人2役でチャンバラをするのですが、どこで入れ替わってどこから出てくるのかを考えながら見るのも楽しいです。

幕間にお茶子さんがやってきて、「ビニール袋が2枚あります。1つに荷物を入れてください。もう1つに座布団ごと入ってください。その上からレインコートを着てください」と言われました。
念のため、雨コートも来ました。

↓その結果、とても歌舞伎観劇とは思えない姿に…!
レインコート着用

前2列にはこんな姿になった観客がずらりと並んで座っています。
それを見て噴き出しもせずにお芝居する役者さんってスゴイなぁ。

休憩後、舞台には池があり、愛之助さんが水をまき散らしての(わざとですよね?)熱演でしたが、池は上手側にあったので私はほとんど濡れませんでした。
「思ってたほど水が飛んでこなかった」とほっとしていたら、種之助さんの立ち回りで水が飛んできました。油断大敵ですね。本水の雨も降っていました。
役者さんが客席を走り回ったりして、大サービスでした。

最後は悪が裁かれ、善が復活してめでたしめでたしなお話でした。

弥栄出石賑

上方歌舞伎の古式手打ちにのっとって役者さんが登場し、いつもの口上とは趣向を変えての劇中口上がありました。
手拭巻きもありました。(私はとれませんでしたけど。)
口上が終わってから所作事「元禄花見踊」です。

永楽館でもお米(新米です)を売っていたので、買ってみました。
美味しかったですよ。
コウノトリ育むお米

 

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この日の着物

錦秋名古屋顔見世で着たのと同じ吹き寄せ柄の小紋と銀杏の帯です。襦袢はクリーム色に桜の花びら模様です。
半衿はピンクのハート柄、帯揚げは飛び梅の絞り、帯締めは白に紅色のアクセント付きにしました。
この日の着物

車内でうとうとしてしまったため、襟に少しファンデーションがついてしまいました。
ガード加工をしてあるので、たぶんきれいにしてもらえると思います。

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