次の目的地は南木曽。
「JRだし、マナカで行けるかな」と思ったけど、念のために駅員さんに聞いてみたら、「(交通系ICカードは)使えないので切符を買ってください」とのこと。電車に乗る前に聞いておいてよかったです。
南木曽で電車を降りて、バスに乗り換えて妻籠に向かいます。
この時、バスで一緒だった外国人3人組と馬籠まで一緒になるとは思わなかったです。
旅館 藤乙
妻籠でのお宿は「藤乙」。
時代劇に出てきそうな建物に、お庭の池に鯉が泳いでいて風情があります。
私たちがチェックインをしていると、バスで一緒だった3人組と、もう1組の外国人がチェックイン。
後から聞いた話によると、ここは外国人に人気の宿で、なかなか予約が取れないのだとか。
言われてみれば、受付に外国からのハガキがいっぱい飾ってありましたし、「トリップアドバイザー」の盾も飾ってありました。
お部屋は鍵が内側からしかかからず、トイレと洗面所は共同、お風呂は交代制だけど、こういうお宿なら気になりません。
旅館に荷物を置いて、宿場町をふらつきます。
江戸時代のような、風情のある町並みです。
バスツアーらしき観光客でにぎわっています。
光徳寺
車付き駕籠が展示されていました。
住職さんがちょうど犬の散歩に出かけてしまわれたとのことで、書置の御朱印をいただきました。
16:00頃、本陣に入場しようとしたら、受付の方に脇本陣をから先に見ることを勧められました。共通入場券を買った方お得なのですが、翌朝は10時台のバスで妻籠を出発するので、両方見られるかが心配…
しかし、本陣は朝の9:00前には開いてると聞いて、共通入場券を購入しました。そして、受付の方のオススメに従い、まずは脇本陣へ向かいます。なお、妻籠宿に宿をとっていると、2割引きになります。
脇本陣奥谷
説明役の女性がとても舌の回る方で、いろいろなお話を聞かせてくれました。
檜造りのため、毎朝囲炉裏に火を起こすのだそう。
囲炉裏の横の敷物をよけると、畳が隠れていました。「姑が畳に座り、嫁は床に座ることで自然と教育される」だなんて、今の時代に生まれてよかったわ。(いい年して嫁にいってないですけどね、私。)
バス停から一緒のオランダ人のロン毛のお兄さんも一緒に見学していたのですが、日本語が上手で驚きました。
併設されている歴史資料館を見ている間に、閉館時間になりました。
外に出るとツアー客は帰ったのか人はまばらです。お店も割と早く閉まってしまいます。
猫がじーっと燕の雛を見上げてました。
壁よじ登って雛を襲うんじゃないかしらと心配しましたが、杞憂に終わりました。
藤乙の夕食
宿に戻って夕食です。
私は普段ご飯はあまり食べないのですが、この日はおかわりしてしまいました。
美味しくてご飯が進むということもありますが、「出されたものは残さず食べる」としつけられてきたので、お櫃に入ったご飯を残すのが勿体ないと思ってしまいます。
宿のご主人は英語に堪能で、外国からのお客さんに英語でお料理の説明をしていました。
お腹も膨れたし、お風呂に入って、就寝です。