嶋原太夫の扮装を堪能した後は、嵐山の観光です。
見どころは多いので、まずは「時代や」さんの近くの野宮神社に向かいます。
野宮神社
野宮といえば、「源氏物語」の賢木の巻で光源氏と六条御息所の切ない逢瀬が描かれた舞台です。
「源氏物語」好きとしてぜひとも訪れたい場所でしたが、観光客が多すぎて情緒も風情もなかったです。残念…
大塚ひかりさんの源氏本は、少し下世話なところありつつ、しっかり解説してくれて面白いです。
御髪神社
日本で唯一の髪の神社だそうです。
若いカップルがお参りしていて、男性の方が「これで大丈夫!」と言っているのが微笑ましかったですw
常寂光寺
青もみじがとても爽やかなお寺でした。時折、風が吹くと涼しく感じます。
お昼時になったので、二尊院の近くのお店で少し休憩。
クーラーの効いた店内で、焼きたてのみたらし団子をいただきました。美味しかったです。
二尊院
発遣の釈迦、来迎の阿弥陀の二尊の如来様が祀られています。
こちらも緑が爽やかでした。
祇王寺
「平家物語」の祇王、妓女、母刀自、仏御前のエピソードで有名なお寺。
尼さんがひっそり暮らすのにふさわしい落ち着いた雰囲気でした。
滝口寺
「平家物語」の滝口入道と横笛の悲恋で有名なお寺。
入口に「拝観者以外は撮影禁止」の張り紙があり、拝観するつもりなので写真を撮ったら、即座に「入られますか?」と声をかけられ、少々興ざめ。
いろいろあるのだろうけど、もうちょっと鷹揚にできないものかしら。
帰ってから「平家物語」を読み返しました。やっぱり面白いです。
檀林寺
檀林皇后ゆかりのお寺。
霊宝館には、仏様と骨董の壺?などが所狭しと展示してありました。
白洲正子さんの「十一面観音巡礼」を読んだら、なかなか辛らつに紹介されていました。
歩き疲れてお腹が減ったので、少し遅めの昼食を取ることにしました。
「カレーフェア」というチラシが目に留まったので、喫茶店に入って「完熟トマトのビーフカレー」を注文しました。
前日に某動画サイトでトマトたっぷりの夏野菜カレーの作り方見たばっかりで、どうしてもトマトカレーが食べたくなったのです。
トマトの酸味が効いていて、美味しかったです。
化野念仏寺
この辺りまでくると、観光客も少なくて静かです。
西院の河原に並ぶ石塔と石仏に圧倒されました。
竹林もあって、なんだか心が落ち着きます。
ここまで来たら愛宕念仏寺もお参りしようと、てくてく歩きました。
かなり歩いたので疲れていたけれど、汗と一緒に体の中の毒素も流れ出るようですがすがしいです。
道中、鮎で有名な「平野屋」さんを横目にさらに歩きます。
愛宕念仏寺
参拝者の手により彫られたという石造羅漢像がずらりと並んでいました。
穏やかなお顔をしていらっしゃるものが多いです。
「嵯峨~嵐山 お散歩マップ」に愛宕神社が載っていたので、受付の方に「愛宕神社は近いんですか?」と尋ねたところ、「登山で2時間くらいです」とのお答え。そこまで歩く根性はなかったので、おとなしく帰ることにしました。
嵯峨嵐山駅まで歩いて戻り、嵯峨野線→新幹線と乗り継いで帰宅。
京都駅で家族へのお土産に「二條若狭屋」さんの「ふく栗やき栗」の詰め合わせを買いました。
美味しくて好評でした。
↓翌月に嵐山でお寺巡りした時の記事はこちらです。↓