神社仏閣にお参りした後、都営地下鉄浅草線で東銀座に向かい、ホテルにチェックインしました。
歩いて歌舞伎座に向かいます。
歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 夜の部
通し狂言 三人吉三巴白浪
松緑さんの和尚吉三、愛之助さんのお坊吉三、梅枝さんのお嬢吉三です。お嬢吉三はダブルキャストで、奇数日が梅枝さん、偶数日が松也さんでした。
最初のいかにも歌舞伎座的な義兄弟の契りもいいですが、途中からの退廃的な雰囲気が素敵です。
お坊とお嬢の2人きりの場面はあやしくもあり、空気が濃厚でした。
人間関係が複雑に絡み合っているのですが、物語としては分かりやすく、面白かったです。
二人静
玉三郎さんの静御前の霊、児太郎さんの若菜摘、彦三郎さんの神職です。
お能を元にした舞踊です。綺麗でした。
終演後、東京に住んでいる友達と待ち合わせです。
夕食のお店を決めていなかったので、どこでご飯を食べるか話しながら、夜の銀座を少し歩きました。
マロニエゲートの「ヴェトナムアリス」で夕食
まずはスパークリングワインで乾杯です。
前菜からデザートまで、全部美味しかったです。
2人で「ベトナム旅行にも行きたいね」などと話しましたが、一緒に行けるかどうか…
歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 昼の部
ホテルに泊まり、翌日昼の部を観劇しました。
廓三番叟
扇雀さんの傾城、梅枝さんの新造、巳之助さんの太鼓持の華やかな舞踊です。
舞台には傾城の豪華な打ち掛けがかけられていました。
しばらく時代扮装してないので、あんな打ち掛けを羽織ってみたいなぁと思って見てました。
御摂勧進帳
松緑さんの武蔵坊弁慶、愛之助さんの富樫左衛門です。
歌舞伎十八番の緊迫感溢れる安宅の関とは違って、おおらかでユーモラスでした。
“芋洗い”の場面は、「エェ~!?」と思いました。
蜘蛛絲梓弦
愛之助さんの五役早替わりの舞踊です。
いろいろな役がいろいろなところから登場したり、退場したりします。(座頭の舞台写真だけなかったのは、やっぱり座頭姿じゃ売れないと思ったのかしら?)
薄雲太夫が着ていた蜘蛛の巣と落ち葉の打掛を見て、「こんな柄の着物がほしい」と思いましたが、普段のお出かけで着るにはそぐわないかもしれません。
楽しい一幕でした。
江戸育お祭佐七
寺嶋眞秀君(しのぶさんの息子さん)と亀三郎君の道行の踊りが可愛かったです。
菊五郎さんの佐七が亀三郎君を見て「よく覚えたなぁ…」と呟いてましたが、結構長い振り付けで、小さいのに立派でした。
恋敵をやっつけて、スカッして終わるお芝居かと思っていたら、最後は悲劇で驚きました。敵役の侍と悪い継母に騙されて、結局殺されてしまうなんて、小糸が可愛そうでした。
雨予報だったので洋服にしましたが、結局降られなかったので、着物で行けばよかったなぁ。
↓前回の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓