12月下旬、京都に顔見世を見に行きました。
前年に続き、雪が降ったので、時間に余裕をもって駅に向かいます。
京の年中行事 當る寅歳 吉例顔見世興行 第二部
恋飛脚大和往来 封印切
鴈治郎さんの忠さん、扇雀さんの梅川、愛之助さんの八っつぁんという、コテコテの上方の配役です。
上演しやすい演目なのか、何度か見ています。
現代の感覚では理解できない部分もありますが、最後には毎回ほろりとします。
松浦の太鼓
仁左衛門さんが松浦のお殿様、獅童さんが大高源吾です。
「やっぱりニザ様は素敵だな~」と思って見てました。
わがままなお殿様なんですが、可愛いんですよ。
近頃は忠臣蔵を知らない人もいるようですが、年の瀬に忠臣蔵はぴったりですね。
京の年中行事 當る寅歳 吉例顔見世興行 第三部
年増
時蔵さんの舞踊です。
深川芸者の一人語りです。
女殺油地獄
愛之助さんの与兵衛に孝太郎さんのお吉という配役で、上方歌舞伎塾の卒塾生さんも出演されています。
何度見てもすごいお話です。
あらすじはわかっているのに、豊嶋屋の場で赤子の声が聞こえてくるとドキッとするし、犬の鳴き声が聞こえてくると与兵衛が見つかるのではないかという気持ちになります。
幕が閉じた後、ほぉーっと一息ついて、余韻に浸りながら夜の京都を歩きました。
以前の顔見世は最後まで見たらとても日帰りできなかったけど、最近は十分帰れる時間に終わります。
しかし、この日は京都で一泊して、翌日は寺社巡りをします。
↓以前、京都で顔見世を観劇した時の記事はこちらです。↓
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