朝、所用をすませてから、なんば駅のコインロッカーに荷物を預けました。
地下鉄千日前線に乗って、谷町九丁目駅で下車します。
この辺りにはお寺がたくさんありましたが、観光寺院ではなさそうで、札所の看板が出ているところも少なかったです。
高津宮(こうづぐう)
古典落語「高津の富」の舞台になった神社で、主祭神は仁徳天皇です。
境内は広く、静かでした。
石柱に大阪松竹座と片岡仁左衛門様のお名前が入っているのを発見しました…!
報恩院
高津宮のお向かいのこじんまりとしたお寺で、御本尊は不動明王です。
檀家の方々が境内の清掃をしていらっしゃいました。
山門を入って正面に水掛け不動様がいらっしゃいました。その裏側には、大平洋戦争の大阪大空襲で焼かれてしまった痛々しいお姿のお不動様がいらっしゃいます。
長久寺
日蓮宗のお寺で、ビルの中にありました。
本堂、大門等は奈良の薬師寺に写されています。
七福神巡りの方が次々と訪れていましたが、それがなければ、お寺と気付かずに通り過ぎていたかもしれません。
東高津宮
御祭神は仁徳天皇、磐之姫命です。
元は近鉄上本町駅あたりに鎮座していたのを、駅拡張のためご遷座したそうです。
地下鉄谷町線で南森町駅に移動します。
大阪天満宮
奈良時代、孝徳天皇が大将軍社という神社をこの地に建てたのが始まりで、菅原道真が太宰府へ向かう途中に大将軍社で旅の無事を祈願したそうです。
道真公の没後、大将軍社の前に一夜にして七本の松が生え、それを聞いた村上天皇の勅命によって、道真公を祀る社を建てたということです。
境内は参拝客で賑わってました。
地下鉄谷町線で東梅田駅に向かいます。
露天神社(お初天神)
「曽根崎心中」の舞台として有名な神社で、御祭神は祭神は少彦名大神、大己貴大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真公です。
天神さまというより、縁結びのパワースポットという感じでした。参拝客は多かったです。
太融寺
嵯峨天皇の勅願により弘法大師が創建したお寺で、御本尊は千手観世音菩薩です。
嵯峨天皇の皇子の河原左大臣源融公が七堂伽藍を建立したそうです。
いくつかの札所になっていますが、1回の参拝で御朱印は1種類のみ受け付けとのことでした。
綱敷天神社
繁華街にひっそりと鎮座している神社で、御祭神は嵯峨天皇、菅原道真公です。
嵯峨天皇が行幸した時、この地に仮の御殿を構えて泊まられたそうです。天皇崩御後、皇子の源融公が嵯峨天皇を祀る社殿を創建したそうです。
12月中旬~1月中旬は御朱印の受付は休止しているとのことでした。
歩き疲れたので、地下鉄御堂筋線でなんば駅に戻ります。
少し早いですが、アーバンライナーで名古屋に帰りました。
大阪の地下鉄には「エンジョイエコカード」という1日乗車券があり、800円とのことなので、これを買っても良かったかも。
↓以前、大阪で神社仏閣巡りをした時の記事はこちらです。↓