御園座に「陽春花形歌舞伎」を見に行きました。
前日も着物でお出かけだったので、洋服で観劇しようかとも思ったのですが、2年前に仕立てた藤柄の染め帯をまだ締めていなかったので、「この時期を逃したら、3年間もこの帯を箪笥の肥しにしてしまう…「」と思って、急きょ着物で出かけることにしました。
せっかく名古屋まで出かけるので、少し早く家を出て、まずは大須に向かいます。
三輪神社
屋根の修復工事中でした。
御朱印受付はスムーズでしたが、境内には御朱印を待っている方がちらほらといらっしゃいました。
御朱印帳を預けて、いったん外に出て、歌舞伎観劇後に戻ってきました。
↓左から、犬とうさぎの御朱印、星野くんとキツネの御朱印、お稲荷さんの御朱印です。
↓左から、「春の訪れ」の見開きの御朱印、夜桜の見開きの御朱印です。
↓左から、「新元号公表」の御朱印、誕生日の御朱印、御朱印帳の最初にいただける御朱印です。
誕生月に誕生日を証明できるものを持っていくと、お誕生日の御朱印がいただけると聞いたので、免許証を持っていきました。
誕生日当日に伺うと、「ハッピーバースデー」の歌でお祝いしていただけます。良い1年になりそうです。
萬松寺
花祭りの準備がされていました。2日間限定の書置きの御朱印をいただきました。
地下鉄鶴舞線に乗って、御園座に向かいます。
御園座「陽春花形歌舞伎」
芝翫さん、松緑さん、愛之助さんがメインの花形歌舞伎です。
建て替え前はロビーにいろいろなお店があったのですが、建て替え後はすっきりして歩きやすくなってました。(少し寂しいような気もします…) お手洗いが迷路のようでした。
通し狂言 南総里見八犬伝
岩波文庫で10巻もある長い物語から、八犬士がメインの面白そうな場面が抜粋されています。
富山山中で伏姫の体内から八つの宝玉が飛び出る場面、大塚村の犬塚信乃と犬川荘助の場面、円塚山で浜路が網干左母二郎に殺され、犬山道節が登場する場面、成氏の館と芳流閣、刑場に荘助を助けに行く場面、化け猫退治、対牛楼の決戦…という流れでした。
網干左母二郎は屈折した暗いキャラだというイメージだったのですが、芝翫さんの左母二郎はおおらかで愛嬌のあるキャラになってました。役者さんがかわると役のイメージも変わりますね。
愛之助さんは美少年とネコ(可愛くないけど…)でした。化け猫退治の場面は錦絵みたいです。
扇谷定正役の彦三郎さんの声量にはビックリ。(出番少なくて勿体ないです。)
がんどう返しや東邦高校の選抜優勝ネタもあって楽しかったです。
この日の着物
草木染の桜柄の小紋、黒地に藤の花が描かれた染めの名古屋帯、臙脂に桜模様の長襦袢にワンポイントの小鳥の半衿、ピンク色に桜柄の帯揚げ、三色の帯締めです。
前日と同じ紫色の笹柄の羽織を上に着ました。
↓以前の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓