地平線から太陽が昇る
サハラ砂漠の砂は赤みがかってさらさらしています。見渡す限り、砂、砂、砂、です。
少し小高い丘に登り、太陽が出るのを待ちます。砂の上に毛布を敷いてもらい、その上に座りました。
地平線から太陽が顔を出した時は感動しました。
「このずっと向こうに日本があるのかな」などとガラにもないことを考えました。
太陽が昇ると、ようやく辺りの様子がはっきりと分かってきます。
そこは、いかにも星の王子さまが現れそうな砂漠でした。
私は一時期フランス語会話教室に通っており、「星の王子さま」のフランス語版にも目を通しました。今回は至れり尽くせりのツアー参加なので、モロッコでフランス語を使う機会はほとんどなかったです。
サハラ砂漠を再び訪れることができたなら、次は夕日を見たいです。
中森明菜さんの「SAND BEIGE-砂漠へ-」という曲が好きで、サハラの夕陽には憧れがあります。
朝日を眺め、記念撮影をします。現地の若い人(イケメン!)と2ショット写真を撮ったりもしました。
その間、ラクダはおとなしく待っています。
敷いていた毛布をそりのようにして、丘から滑り降ります。私たちが乗った毛布を現地の人が引っ張ってくれるのです。
再びラクダに揺られて、元来た道を戻ります。
ラクダがこんなに可愛いとは思わなかった!
ツアー参加者の皆さんも、すっかりラクダファンになっていました。
ベルベル風の朝食
砂漠の中のテントで朝食です。朝が早かったので、お腹が空いていました。ナンみたいなものが美味しかったです。
やたらとハエが飛んでいるので、潔癖症の人にモロッコは無理かもしれません。
帰りもランドローバーに乗って、ホテルへ戻ります。
行きは暗くてよく見えませんでしたが、そこは砂利と石ころの砂漠でした。
4台のランドローバーは帰りもやっぱりバラバラに走っていきました。運転は結構荒いです。
辺りが見えるようになっても、何を目印に走っているのかさっぱりわかりませんでした。
ホテルに戻り、荷物を出して、一息つきます。
足を洗ったら、靴と靴下に砂が入り込んでいました。
砂漠では現地カメラマンが写真を撮っていて、バスの前にそれが並べられていました。
普段、こういう写真は買わないのですが、今回はラクダに乗っている写真2枚と毛布に乗って丘を滑り降りている写真を購入しました(1枚20DH)。
※ブログ内の物価は当時のものです。