お昼前に「時代や」さんを出て、午後からはお寺巡りです。
お腹が減ったので、近くにある京都嵐山オルゴール博物館で少し早い昼食をとりました。
↓カルボナーラのセットです。
宝筐院
まずは宝筐院へ向かいます。
チケットが券売機で売られていて、少し戸惑いました。
南朝の武将・楠木正行(小楠公)と室町幕府第2代将軍・足利義詮の菩提寺です。楠木正行公の首塚と足利義詮公のお墓が並んでいます。
ご本尊は木造十一面千手観世音菩薩立像です。
落ち着いた雰囲気の素敵なお寺でした。
お昼時で人も少なく、緑が爽やかな庭園を独り占めでした。
清凉寺(嵯峨釈迦堂)
ご本尊は釈迦如来様(国宝)です。
御朱印をお願いする時に、受付の方から「お釈迦様がご開帳されてますから、ご焼香していってください」と言われました。拝観してご焼香をあげてきました。
広くて立派なお寺でした。
アスファルトの上は暑いですが、お寺の中は風が吹くと涼しいです。
覚勝院
ご本尊は十一面観世音菩薩様で、歓喜天、聖天様も祀られています。
大覚寺の唯一の塔頭寺院です。
大覚寺
真言宗大覚寺派大本山です。
ご本尊は五大明王で、開基は嵯峨天皇です。嵯峨天皇を流祖と仰ぐ華道嵯峨御流の家元でもあります。
白洲正子さんの随筆「私の古寺巡礼」でも触れられています。
皇室ゆかりのお寺ということで、菊の御紋章が掲げられています。
茅の輪くぐりもしてきました。(これは期間限定みたいです。)
とても広く、見どころの多いお寺です。
中には売店があり、お菓子やオリジナルグッズ(グッズと呼んでよいのかしら?)が売られています。
↓お土産に「月の華」を購入しました。
ところどころにある標識を目印に、直指庵を目指します。
私は方向音痴なので、標識がなかったらたどり着けなかったかもしれません。
直指庵
ご本尊は阿弥陀如来様です。
本堂には「想い出草」というノートが置いてあり、訪れた方の想いが綴られています。
そして、「そっとその意地を私の心(ノート)にすててください。苦しむあなたをみているのがつらいのです」という言葉が掲げられています。いろいろなことを思い出して、少し泣きそうになりました。
参拝者は私だけだったので、ゆっくりと仏様に向き合うことができました。
お庭には、仲良く寄り添った愛逢い地蔵様やノートを片手に持った思い出草観音様がいらっしゃいます。
ずっとたたずんでいたくなるようなお寺です。
嵐山にはまだまだ巡っていないお寺や神社があるので、また来たいです。
↓以前の嵐山神社仏閣巡りの記事はこちらです。↓